第190回グローバル・マーケティング研究会

日 時:2025年4月18日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:高久堅二(ユニ・チャーム㈱ 取締役専務 共同CMO Marketing 営業管掌)
報告題名: ユニ・チャームのGlobal戦略について

報告概要:ユニ・チャーム(株)は当社の理念である「NOLA & DOLA」 (Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)のもと、現在80を超える国・地域で事業を展開しており、売上の約67%を海外事業が占めています。私たちはマーケティング≒経営と考えております。今回は、ユニ・チャーム(株)のマーケティング・コンセプトや基本原則の考え方と共に、グローバル展開事例、特にインドでの具体的な事例を紹介しつつ、グローバル・マーケティング、グローバル・ブランディングの考え方、そしてその実践のマーケティング手法 ≒ 経営手法を報告させて頂きます。

報告者プロフィール:1983年ユニ・チャーム入社。1988年マーケティング本部、1992年生理用品SOFY BM、2003年ユニ・チャーム中国の総経理、2008年執行役員グローバル・マーケティング本部長として国内外のマーケティングを統括責任。2017年ユニ・チャーム インド社長兼会長に就任。売上を5年で2倍にし、収益拡大とインドにおける育児環境の改善、および女性の社会進出に貢献。2021年CMO就任、2023年取締役専務執行役員に就任以降は、営業とマーケティン部の管掌となり、営業改革やマーケティングの様々な経営課題に対処しながら、マーケティング・カンパニーとしての中長期成長戦略の成就に向けて取り組んでいる。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

第189回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2025年3月19日(水) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:横山之雄(日清食品ホールディングス(株)取締役&CSO&常務執行役員)
報告題名: 日清食品のグローバル戦略

報告概要:
日清食品ホールディングス(株)は世界初の「即席麺」であるチキンラーメンを発明したパイオニア企業であり、世界で年間1,000億食を消費する1つの食文化を生み出した。現在、主要事業である「即席麺」を中心に展開エリアの拡大が進み、事業利益の約50%を海外事業が占めている。今回は、日清食品ホールディングス(株)の中長期成長戦略における海外展開事例を紹介しつつ、グローバルブランディングの考え方、ユニークなマーケティング手法、グローバル展開における課題について報告する。

報告者プロフィール:
 みずほ銀行(旧:富士銀行)の執行役員を経て、2008年に日清食品ホールディングス入社。執行役員財務部長を経て、2010年以降は取締役・CFOとして財務部門を統括。2021年CSO就任以降は、ESG課題を含む様々な経営課題に対処しながら日清食品グループならではのCSV経営を追求し、中長期成長戦略の成就に向けて取り組んでいる。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

<<2025年4月以降の予定:敬称略>>
04/18(金):高久堅二(ユニ・チャーム:取締役&専務執行役員&共同CMO)
05/16(金):山上信吾(TMI総合法律事務所特別顧問・前オーストラリア大使)
06/13(金):礒﨑義広(エスペック国際事業部長)
07/03(木):ズナイデン房子(日本マクドナルドHD取締役)

第188回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2025年1月17日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:上島千鶴(Nexal代表取締役)
報告題名: BtoBグローバル企業のマーケティング実態
報告概要:
 産業財や生産財など国内BtoB製造業のマーケティングは遅れていると言われる中、グローバル・マーケティングの組織体制、マーケティングの環境基盤、マーケティング・プロセスや共通KPI、現法連携など、取り組みの実態や潮流を報告します。また、具体的な取り組み事例として、会場限定で対談動画を放映する予定です。

報告者プロフィール:
 事業戦略からマーケティング領域を再定義し、デジタル接点を活用したBtoB企業のマーケティング変革コンサルに20年従事している。データ分析を強みとし、【論より成果】 【一過性ではなく再現性】を重視する実践型ファシリテータとして、内製で成果を出す仕組み作りをグローバル大手260事業体以上に提供してきた。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

懇親会 
参加資格:グマ研会員限定。
入会希望/問い合わせ|グローバル・マーケティング研究会
http://gumaken.org/contact

第187回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2024年12月3日(火) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:神谷歩(味の素:執行役、食品事業本部副事業本部長、
        コンシューマーフーズ事業部長)
報告題名: 味の素(株)の海外コンシューマーフーズ事業について
報告概要:
味の素(株)は、祖業のうま味調味料「味の素」(グルタミン酸ナトリウム)から始まって、アミノ酸を科学する(アミノサイエンス)ことによって、調味料・食品、冷凍食品、機能素材、医薬品受託製造と、事業ポートフォリオを広げてきた。現在、売上の約65%、事業利益の約60%を海外事業から創出している。今回は、味の素(株)の主要事業である調味料・食品における近年の新興国への展開事例を紹介しながら、味の素(株)が考える海外の食品事業展開の要諦について報告する。

報告者プロフィール:
日本での調味料事業のマーケティング・販売・事業管理を経験した後、ペルー、タイ、インドネシアの駐在も含め、約20年間、調味料・食品の海外事業に従事。現在は、消費者向け調味料・食品事業(コンシューマーフーズ事業)の日本・海外を含めたグローバルの事業責任者を務めている。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

懇親会 
参加資格:グマ研会員限定。
入会希望/問い合わせ|グローバル・マーケティング研究会
http://gumaken.org/contact

第186回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2024年11月15日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:峰尾洋一(丸紅経済研究所・研究主幹)
報告題名: 世界に根を張りながら世界が知らない総合商社:その実態と悩み
報告概要:
海外で総合商社を説明するのは容易ではない。強みや戦略など、外国人が理解し納得する明快な答えはなかなか見つからない。総合商社は多くの資産を海外に持ち、収益を海外に求める。日本発ながら主に海外で活動するそのアンバランスさが成立した背景は、総合商社がたどった歴史に紐づいている。総合商社の国・産業をまたぐ多様なポートフォリオは、分散化の恩恵に浴すると同時に時として総合であるが故の弱みにもつながる。総合商社の今後の成長とリスクを、報告者の長年にわたる経験をもとに発表する。

報告者プロフィール:
30年近くにわたり、丸紅・国内ベンチャー企業の財務部門にて企業買収並びに売却の作業に携わる。直近は17年間の米国駐在経験を踏まえ、同国の政治経済情勢の調査分析業務に従事している。

<参加条件>
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研会費も当日参加費も不要です。

<例会アジェンダ>
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:20 研究者によるコメント(10分)
20:20~20:30 報告者との名刺交換

<懇親会>
参加資格:グマ研会員限定。
入会希望/問い合わせ|グローバル・マーケティング研究会
http://gumaken.org/contact

第185回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2024年10月25日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階,1114教室
報告者:佐藤恭男(農業生産法人アグロファーム会長・グランインターナショナル(株)代表)
報告題名: アラブという巨大市場:特殊ポジションである「日本」をどう活かせばよいのか

報告概要:
アラブ圏と聞くと「石油と砂漠」がまずは日本人の共通イメージかと思います。さらに、イスラム宗教色が色濃い、日本と別世界のイメージも強いかと思いますが、アラブ市場が持つ経済的規模、人口と若年層率、消費者の購買力等のデータを示したいと思います。そのうえで、大企業や国営企業レベルではない、一中小零細企業としての実際の肌で感じる今のアラブ市場と、そのアラブにおける「日本」という特殊性、逆に日本における「アラブ」という特殊性をどうやって活かすことができるのか、について私なりの実体験をベースに報告します。

報告者プロフィール:
1949年東京の下町に生まれる。1$=360円で日本からの外貨持ち出しが200$しかできなかった時代に、単身、何のツテもないNYに渡り、戦後の日本における個人で初めてのビッグダイヤモンドセラーとなる。半世紀にわたる波乱の貿易ビジネス人生において、「新しい価値観と豊かさを提供する」をテーマに海外への渡航回数は1000回を超える。75歳になった今でも「何事も自分の足で歩いて、実際に経験してみる」を信条とする。実は「金券」という言葉の産みの親でもある。

<参加条件>
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研会費も当日参加費も不要です。

<例会アジェンダ>
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:20 研究者によるコメント(10分)
20:20~20:30 報告者との名刺交換

<懇親会>
参加資格:グマ研会員限定。
入会希望/問い合わせ|グローバル・マーケティング研究会
http://gumaken.org/contact

第184回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2024年9月20日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1116教室→1114教室(8/27修正)
報告者:飯村豊(政策研究大学大学院・政策研究院シニア・フェロー)
報告題名: 地政学危機の時代とグローバル・ビジネス
報告概要:
21世紀に入って、米国同時多発テロを契機とした米国の中東介入、米中対立の激化、ロシアのジョージア侵攻・ウクライナ侵攻等に見られるように地政学的変動が世界を揺るがしている。世界の不安定化に伴い、トランプ現象に見られるようなポピュリズムが先進諸国の民主主義の基盤を弱体化している。世界経済の分断化・保護主義傾向も著しく、グローバル化は後退化しつつあると言えよう。今回の報告では、海外における企業活動を進めるに当たって、このような変動を十分に踏まえて行うことが必須なことを述べる。

報告者プロフィール:
1969年外務省入省。海外においては在ソ連(当時)大使館,在フランス大使館,在フィリピン大使館及び在米大使館にて勤務。国内においては経済協力局長及び官房長等を勤めた後,駐インドネシア特命全権大使,駐フランス特命全権大使,中東担当政府代表等を歴任。その後東大公共政策大学院客員教授、フランス国立高等社会科学研究院シニア・フェロー,東京大学経営協議会委員等を務める。現在政策研究大学院大学・政策研究院シニア・フェロー、日仏会館評議員、日本ハンガリー商工会議所顧問等。

<参考>
飯村豊『外務省は「伏魔殿」か:反骨の外交官人生と憂国覚書』芙蓉書房出版、2023年7月21日。

<参加条件>
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も参加費も不要です。

<例会アジェンダ>
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:20 研究者によるコメント(10分)
20:20~20:30 報告者との名刺交換

<懇親会> 
報告者と大石、ならびに事前予約の方、合計10名で開催したいと思いますが、詳細は後日MLでお知らせします。MLにご登録を希望される場合には以下のURLよりご登録をお願いいたします。

入会希望/問い合わせ|グローバル・マーケティング研究会
http://gumaken.org/contact