古川裕康 (2021)『グローバル・マーケティング論』,文眞堂。
本書は
- なぜ企業経営にグローバル・マーケティングの考え方が必要なのか。
- いつ,どのように企業はグローバル・マーケティングへと足を踏み入れるのか。
- どのようなプロセスを経てグローバル・マーケティングは展開されていくのか。
- なぜ海外市場への適応だけでは成果が得られないのか。
- 何が各国・各地域の差異を決定づけているのか。
といった問いに対して,グローバル・マーケティングの役割,概念,動向を整理・分析・検討することで取り組んだものとなっている。 グローバル化とローカル化の波が繚乱するセミ・グローバリゼーションの時代に,国・地域間の共通性と異質性のマネジメントには一層の困難が伴う。本書はその解消に一石を投じている。グローバル・マーケティング論の真髄が纏められた一冊。