第194回グローバル・マーケティング研究会

2025年8月例会 

日 時:2025年8月28日(木) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者: 横伸二(元TDK取締役常務執行役員)
MBA客員教授(浙江大学、浙江工業大学、上海大学、筑波大学)
Mouser Electronics Inc. (Executive Advisor)、マルエム商会取締役

報告題名: 日の丸半導体、最後の砦=パワー半導体
崩れ行くシナリオと『中国製造2025』

報告概要:SiC(シリコンカーバイド=炭化ケイ素)パワー半導体の用途の7割は電気自動車であり、世界の電気自動車の約半分は中国生産である。そして、SiCパワー半導体のコストの要はSiCウエハーであり、SiCパワー半導体品質問題の4割はSiCウエハーに起因している。報告者は、かねてから中国のSiCパワー半導体ウエハーメーカーの調査を続けており、MBA関係者を通じて工場訪問も頻繁に行っている。本報告では、中国の国家戦略『中国製造2025』に基づいた中国におけるSiCパワー半導体の開発・製造活動の詳細と中国式市場経済(多産多死)の実態を明らかにする。

また浙江大学発のベンチャー企業・JSG社を新しい中国の成功企業として紹介し、現在の日本企業が忘れている「昭和の製造業魂」を喚起したいと考えている。

報告者プロフィール:TDK 株式会社、元取締役常務執行役員。13年間アメリカ駐在(TDKアメリカ副社長)、11年間ヨーロッパ駐在(TDKヨーロッパ社長)を通して、TDKの欧米ビジネスの基盤を築いた。特に欧米の自動車メーカーとのビジネス構築のパイオニアでもある。

在任中からセント・メリー大学(世界のラサール校の母体)などの欧米のビジネススクールでも客員教授として教鞭を取る。TDK退任後、中国の浙江大学、浙江工業大学、上海大学などのMBA(経営学修士)でも10年以上教えている。2015年にアメリカのウォーレンバフェット率いるグループ会社、マウザー・エレクトロニクスの日本オペレーシォンの設立を主導し、現在ではインターネットを通じたデジタル・マーケティングでは日本で一番の電子部品販売の実績を誇っている。世界の半導体の各社はマウザーモデルを活用して、グローバルにマーケティング活動を成功させている。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

第193回グローバル・マーケティング研究会

日 時:2025年7月3日(木) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー2階 1021教室
報告者:ズナイデン房子(日本マクドナルドホールディングス株式会社 取締役日本マクドナルド株式会社 取締役 上席執行役員 CMO)

報告題名: イノベーションと成長する組織

報告概要:変化の激しい時代において、持続的な成長を実現するためのリーダーシップについて、私自身の経験と事例を交えてご紹介します。現状分析、共感を生むビジョンの策定、戦略の伝達、人材育成の要点を解説いたします。また、変化を先読みする力や多様性を活かしたチームづくり、イノベーションを促す企業文化の醸成とその実例についてもお話しいたします。

報告者プロフィール:長崎県出身。筑波大学卒業後、株式会社資生堂入社。ユニリーバアジア地区ブランドディレクター、日本ロレアル株式会社ブランドジェネラルマネージャー、株式会社資生堂マーケティング本部長、日清食品ホールディングス株式会社執行役員グローバルCMOを経て、2018年10月日本マクドナルド株式会社入社、2023年3月より現職。2021年12月よりオリオンビール株式会社 非常勤取締役を兼任。内閣府男女共同参画局STEM Girls Ambassador(理工系女子応援大使)

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

懇親会 (21:00~23:00)
懇親会は会員限定です。希望する方は入会申請をお願い致します。

<<翌月以降の予定:敬称略>>
08/28(木):横伸二(浙江大学MBA客員教授・元TDK取締役常務)

第192回グローバル・マーケティング研究会

日 時:2025年6月13日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:礒﨑義広(エスペック,モノづくり統括本部長・AS本部長・福知山工場長,前国際事業本部長)

報告題名: グローバルニッチトップ企業の生き残り戦略

報告概要:エスペック㈱は、1961年に温湿度や圧力など多様な環境を再現し、製品の信頼性や耐久性を評価する日本初の環境試験器を開発、発売しました。高品質・高性能なメーカーとしてトップブランドを確立し、世界トップシェアを保持しています。1960年代から海外展開を進め、現在は46カ国に代理店、販売店を設置し、事業を展開しています。BtoB企業である当社は経済産業省2020年版「グローバルニッチトップ100選」に選定され、マーケティングや技術開発を通じた差別化戦略により、個々の市場規模は⼩さいながら世界シェアが極めて⾼い世界のサプライチェーンにおいて「なくてはならない」存在と認定されました。先端技術開発や製造業を影で支える不可欠な技術基盤として、半導体、自動車、エレクトロニクス、医療、食品など多様な業界の開発・評価・生産工程において、顧客の研究開発のパートナーとなり、持続可能な社会の実現に貢献しています。

今回は、エスペック㈱のグローバル・マーケティングのコンセプトを基に、価格競争の激しい中国や独自の業界通念を持つ米国、最大の競合がいる欧州での事業展開や差別化の取り組みを紹介し、実践的なマーケティング事例を通じて、ニッチ業界における生き残り戦略について報告いたします。

エスペック株式会社Web site:https://www.espec.co.jp/

報告者プロフィール:2001年にエスペック入社。2012年からは中国の関係子会社で副総経理を務め、2018年に日本に帰国後はマーケティング部門を担当。2021年には中国および欧州エリアの事業推進を担い、中国の関係子会社4社の経営にも携わる。2022年からは国際事業全体を統括し、海外売上と収益の拡大に貢献。2025年以降は、グローバルなモノづくりの推進に加え、国内外のアフターサービスや福知山工場の運営も担い、グループ会社のモノづくり全体を統括している。マーケティング分野で培った経験を製造現場に応用し、企業のさらなる成長に向けて取り組んでいる。

例会の参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

<<翌月以降の予定:敬称略>>
07/03(木):ズナイデン房子(日本マクドナルドHD取締役)

08/28(木):横伸二(浙江大学MBA客員教授・元TDK取締役常務)

第191回グローバル・マーケティング研究会

日 時:2025年5月16日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:山上信吾(同志社大学特別客員教授・前駐豪大使)
報告題名: 日本外交の闇;アメリカに物申せず、中国に阿る日本外交

報告概要:未曽有の国難に直面する日本外交。トランプ政権の関税引き上げに右往左往し、なす術無し。習近平の戦狼外交に翻弄され、右顧左眄に終始する。なぜここまで情けなくなったのか?
政治家の胆力の欠如と官僚の熱量の低下。その闇に斬りこみ、処方箋を提示します。

報告者プロフィール:東大法学部卒業後、1984年外務省入省。コロンビア大学国際関係論大学院留学。

40年の外交官生活では、ワシントン、香港、ジュネーブ、ロンドン、キャンベラで在勤。本省では、北米第二課長、条約課長を務めた後、警察庁出向(茨城県警本部警務部長)、日本国際問題研究所所長代行などを経て2017年国際情報統括官、18年経済局長。23年4月まで駐豪日本大使を務め、23年末に退官。現在、同志社大学特別客員教授、TMI総合法律事務所特別顧問、笹川平和財団上席フェロー等を務めつつ、外交評論活動中。

<大石補足:山上信吾氏の著作>
『媚中:その驚愕の「真実」』2025/4/26(門田隆将と共著)
『国家衰退を招いた日本外交の闇』2025/3/26
『超辛口!「日中外交」』2024/12/20(石平と共著)
『歴史戦と外交戦』2024/11/26(山岡鉄秀と共著)
『日本外交の劣化』2024/5/14
『中国「戦狼外交」と闘う』2024/2/16
『南半球便り:駐豪大使の外交最前線体験記』2023/7/31

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

第190回グローバル・マーケティング研究会

日 時:2025年4月18日(金) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:高久堅二(ユニ・チャーム㈱ 取締役専務 共同CMO Marketing 営業管掌)
報告題名: ユニ・チャームのGlobal戦略について

報告概要:ユニ・チャーム(株)は当社の理念である「NOLA & DOLA」 (Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)のもと、現在80を超える国・地域で事業を展開しており、売上の約67%を海外事業が占めています。私たちはマーケティング≒経営と考えております。今回は、ユニ・チャーム(株)のマーケティング・コンセプトや基本原則の考え方と共に、グローバル展開事例、特にインドでの具体的な事例を紹介しつつ、グローバル・マーケティング、グローバル・ブランディングの考え方、そしてその実践のマーケティング手法 ≒ 経営手法を報告させて頂きます。

報告者プロフィール:1983年ユニ・チャーム入社。1988年マーケティング本部、1992年生理用品SOFY BM、2003年ユニ・チャーム中国の総経理、2008年執行役員グローバル・マーケティング本部長として国内外のマーケティングを統括責任。2017年ユニ・チャーム インド社長兼会長に就任。売上を5年で2倍にし、収益拡大とインドにおける育児環境の改善、および女性の社会進出に貢献。2021年CMO就任、2023年取締役専務執行役員に就任以降は、営業とマーケティン部の管掌となり、営業改革やマーケティングの様々な経営課題に対処しながら、マーケティング・カンパニーとしての中長期成長戦略の成就に向けて取り組んでいる。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

第189回グローバル・マーケティング研究会のお知らせ

日 時:2025年3月19日(水) 18:30~20:30
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティタワー11階 1114教室
報告者:横山之雄(日清食品ホールディングス(株)取締役&CSO&常務執行役員)
報告題名: 日清食品のグローバル戦略

報告概要:
日清食品ホールディングス(株)は世界初の「即席麺」であるチキンラーメンを発明したパイオニア企業であり、世界で年間1,000億食を消費する1つの食文化を生み出した。現在、主要事業である「即席麺」を中心に展開エリアの拡大が進み、事業利益の約50%を海外事業が占めている。今回は、日清食品ホールディングス(株)の中長期成長戦略における海外展開事例を紹介しつつ、グローバルブランディングの考え方、ユニークなマーケティング手法、グローバル展開における課題について報告する。

報告者プロフィール:
 みずほ銀行(旧:富士銀行)の執行役員を経て、2008年に日清食品ホールディングス入社。執行役員財務部長を経て、2010年以降は取締役・CFOとして財務部門を統括。2021年CSO就任以降は、ESG課題を含む様々な経営課題に対処しながら日清食品グループならではのCSV経営を追求し、中長期成長戦略の成就に向けて取り組んでいる。

参加条件
参加資格:例会は会員・非会員関係なく、誰でも参加できます。予約不要。
費用:グマ研は会費も当日参加費も不要です。

例会アジェンダ
18:15~18:25 報告者と事務局の打ち合わせ・確認(10分)
18:25~18:30 例会開始の挨拶および注意事項説明(5分)
18:30~19:30 報告(60分)
19:30~20:10 質疑応答(40分)
20:10~20:30 研究者によるコメント(20分)
20:30~20:50 報告者との名刺交換
20:50~20:55 懇親会会場へ移動

<<2025年4月以降の予定:敬称略>>
04/18(金):高久堅二(ユニ・チャーム:取締役&専務執行役員&共同CMO)
05/16(金):山上信吾(TMI総合法律事務所特別顧問・前オーストラリア大使)
06/13(金):礒﨑義広(エスペック国際事業部長)
07/03(木):ズナイデン房子(日本マクドナルドHD取締役)

グローバル・マーケティング研究会2023年の活動

グローバル・マーケティング研究会2023年の活動
【2023】

2023/1/24 岡田朋峰(セント・フォース所属、タレント・モデル)
167「世界の美の競演〜ミス・インターナショナル世界大会に参加して感じたこと〜」

2023/2/15 渡辺林治(リンジーアドバイス株式会社代表取締役社長)
168「小売業のSDGs経営と食品メーカーへの経営示唆」

2023/3/8 四元伸三(きづきアーキテクト株式会社・シニアカウンセラー)
169「外資系自動車部品メーカーの日本市場開拓/文化の違いを超えて」

2023/4/19 関口昭如(パナソニック コネクト株式会社:マーケティング本部デジタルカスタマーエクスペリエンス統括部 統括部長、モバイルソリューションズ事業部 マーケティング部長(兼))
170「パナソニックコネクトにおける、顧客起点でのB to Bデジタルマーケティングの実践」

2023/5/24 茂木修(キッコーマン株式会社・取締役専務執行役員/国際事業本部長)
171「キッコーマンのグローバル・マーケティング:日本の調味料、世界の味になる」

2023/6/28 木津由美子(フリーランス、ビューティ・ジャーナリスト ※元『VOGUE JAPAN』、『marie claire japon』、『Harper’s BAZAAR』のビューティ・エディター)
172「化粧品業界に見るサステナビリティ活動の動向~リーディングブランドの特徴とその背景~」

2023/7/13 大澤暢也氏(ニールセン デジタル株式会社セールス&アナリティクス部長)
173「世界の広告費の変化―多くのメディア消費はストリーミングにシフト」

2023/8/30 吉田克典(日本化粧品技術者会会長、元・資生堂執行役員チーフテクノロジーオフィサー兼チーフクオリティオフィサー)
174「グローバル化粧品業界の動向と日本発化粧品の価値~資生堂のものづくりとイノベーションを事例として~」

2023/9/22 大森健一郎(グループエム・ジャパン Accountability Director)
175「デジタル時代のグローバル・マーケティング、そのDilemmaとOpportunity」

2023/10/27 廣末秀一(日本たばこ産業株式会社執行役員 国内たばこ事業マーケティング担当)
176「JTグローバル化の軌跡からの学び」

2023/12/12 武井美樹(サトーホールディングス株式会社:執行役員/グローバルマーケティング統括)
177「0からの挑戦!日本本社主導のグローバルマーケティング推進の軌跡」