森辺一樹 (2020)『グローバル・マーケティングの基本』

森辺一樹 (2020)『グローバル・マーケティングの基本』,日本実業出版社。

● アジア新興国に特有のマーケティング
● 参入戦略を策定するための6つの可視化
● 良いディストリビューターの選び方、使いこなし方
● 市場と企業に合わせたチャネル戦略の立て方
● 大企業の戦略から中小企業の戦略まで具体的に解説

株式会社ドゥ・ハウス編 (2020)『ミレニアル世代事業戦略:なぜこれまでのマーケティングはうまくいかなかったのか?』

株式会社ドゥ・ハウス編 (2020)『ミレニアル世代事業戦略:なぜこれまでのマーケティングはうまくいかなかったのか?』,白桃書房。

ミレニアル世代は1980年~2000年にかけて生まれた世代で、現在、市場の規模、影響力において最大であり、彼らが求めるものの半歩先の製品・サービスを提示することが極めて重要という認識が急速に強まってきている。

ミレニアル世代は米国では「ジェネレーションY」と言われる世代とほぼ重なる。また、中国の「80后」「90后」も従来の伝統的中国人観を覆す世代として注目を集めてきており、単に日本国内に一定の市場があるというだけでなく、グローバルな広がりを持ち、ITの活用に長け、SDGsの理念とも通じる、共通の価値観を持つ市場があると言う。

本書は、ミレニアル世代の特徴を独自の定量調査によって把握したうえで、彼らを対象にした、米国と日本の10以上の企業の具体的な取り組みを、丁寧な取材に基づきながらも簡潔に描き出す。そして、世界的な広がりを持ち、共通の思考・行動傾向を持つこの世代への、グローバルマーケティングを目指す。

技術イノベーションに偏りすぎてきた日本企業にとり、特に有用性の高いマーケティング・イノベーションの道標を示した決定版と言える。

【目次】
まえがき─COVID-19による世界の変化とミレニアル世代の重要性
はじめに
序章 なぜ今ミレニアル世代が注目されるのか?
第1章 米国ミレニアル世代のセグメンテーション
第2章 ミレニアル世代の共通性と特異性
第3章 新しく生まれたモノ/コト/文化/文化/ビジネス
第4章 米国企業のミレニアル世代への取り組み
第5章 日本企業のミレニアル世代への取り組み
おわりに
「グローバルミレニアル・ラボ」のご紹介

井上真里編著 (2020)『グラフィック グローバル・ビジネス』

井上真里編著 (2020)『グラフィック グローバル・ビジネス』,新世社。

左頁に本文解説,右頁に図表や写真を対応させるというレイアウトによって現代のグローバル・ビジネス研究の流れをいきいきと伝える入門テキスト.特徴として,考察対象を多国籍企業に限定せず中小企業をも含め,分析を「マクロ」から「ミクロ」へとして,各国・地域の政治体制や経済状況,文化・宗教・慣習,情報化の進展といった外部環境から,企業組織や戦略,取引企業や競合企業との企業間関係といった内部環境を順を追って解説し,さらに企業内における親会社と現地子会社間の関係などにも焦点を当てた.読みやすい2色刷.

グローバル・マーケティング研究会2020年の活動

【2020】

2020/1/21 大橋慶太( マーケットワン ・マネジャー)
140「グローバル企業事業変革のマーケティング~変革に共通する3つのポイント~」

2月以降,新型コロナのため休会,以下,特別企画(オンライン配信)

2020/05/07 大石芳裕「ボーダーレス批判」
2020/05/14 大石芳裕「3つの危機の比較」
2020/05/24 大石芳裕「グローバリゼーション」
2020/06/19 大石芳裕「テレワーク」
2020/07/15 中島徳至( GMS 社長)との対談
2020/07/27 青木優( MATCHA 社長)との対談
2020/08/26 松尾崇( Airbnb Japan, Communications Lead )との対談

2020/10/12 繁田奈歩( infoBRIDGE 代表・デリー)
141「コロナによるインドの市場変化と新たなる可能性」

2020/12/17 小城真志保( パイロットコーポレーション ,海外第二営業部部長)
142「創業以来の開拓精神と海外進出の軌跡」