永島正康 (2021)『グローバル・サプライチェーンにおける新しい製販協働のかたち─見えない 需要を見える需要に─』丸善プラネット。
不確実性の高まるグローバル市場において、需要予測は益々難しくなっており、企業のパフォーマンス悪化につながっている。本書では、この問題の解決を図るために、グローバル・サプライチェーンにおける新しい製造ー販売協働あり方を提示する。
大石芳裕・明治大学名誉教授監修(グマ研)
古川裕康 (2021)『グローバル・マーケティング論』,文眞堂。
本書は
といった問いに対して,グローバル・マーケティングの役割,概念,動向を整理・分析・検討することで取り組んだものとなっている。 グローバル化とローカル化の波が繚乱するセミ・グローバリゼーションの時代に,国・地域間の共通性と異質性のマネジメントには一層の困難が伴う。本書はその解消に一石を投じている。グローバル・マーケティング論の真髄が纏められた一冊。
日 時:2021年4月23日(金) 18:30~20:00+名刺交換会
方 法: オンライン(Zoomミーティング)
報告者:小泉 篤 氏
(花王株式会社執行役員 コンシューマープロダクツ事業統括部門 グローバル事業推進センター)
報告題:「花王のESG経営とグローバル戦略」
概 要:
花王は2030年にめざす姿「グローバルに存在感のある会社」を達成するために、 ESG経営を根幹にすえ持続可能な成長の基盤を構築することを2019年に公表しました。花王のESG戦略Kirei Lifestyle Planは、生活者のこころ豊かな暮らしの実現を目指すもので、グローバル規模で大きく変動する社会や環境に対して花王のESGビジョンを実現していくためのグローバル戦略を紹介させていただきます。
費 用:無料
資 格:グマ研会員限定(非会員の方は事前に入会申請願います)
入会申請:http://gumaken.org/contact
その他:「参加費・予約不要」です。会員は18:15から順次入室できます。
株式会社ドゥ・ハウス編 (2020)『ミレニアル世代事業戦略:なぜこれまでのマーケティングはうまくいかなかったのか?』,白桃書房。
ミレニアル世代は1980年~2000年にかけて生まれた世代で、現在、市場の規模、影響力において最大であり、彼らが求めるものの半歩先の製品・サービスを提示することが極めて重要という認識が急速に強まってきている。
ミレニアル世代は米国では「ジェネレーションY」と言われる世代とほぼ重なる。また、中国の「80后」「90后」も従来の伝統的中国人観を覆す世代として注目を集めてきており、単に日本国内に一定の市場があるというだけでなく、グローバルな広がりを持ち、ITの活用に長け、SDGsの理念とも通じる、共通の価値観を持つ市場があると言う。
本書は、ミレニアル世代の特徴を独自の定量調査によって把握したうえで、彼らを対象にした、米国と日本の10以上の企業の具体的な取り組みを、丁寧な取材に基づきながらも簡潔に描き出す。そして、世界的な広がりを持ち、共通の思考・行動傾向を持つこの世代への、グローバルマーケティングを目指す。
技術イノベーションに偏りすぎてきた日本企業にとり、特に有用性の高いマーケティング・イノベーションの道標を示した決定版と言える。
【目次】
まえがき─COVID-19による世界の変化とミレニアル世代の重要性
はじめに
序章 なぜ今ミレニアル世代が注目されるのか?
第1章 米国ミレニアル世代のセグメンテーション
第2章 ミレニアル世代の共通性と特異性
第3章 新しく生まれたモノ/コト/文化/文化/ビジネス
第4章 米国企業のミレニアル世代への取り組み
第5章 日本企業のミレニアル世代への取り組み
おわりに
「グローバルミレニアル・ラボ」のご紹介
【2020】
2020/1/21 大橋慶太( マーケットワン ・マネジャー)
140「グローバル企業事業変革のマーケティング~変革に共通する3つのポイント~」
2月以降,新型コロナのため休会,以下,特別企画(オンライン配信)
2020/05/07 大石芳裕「ボーダーレス批判」
2020/05/14 大石芳裕「3つの危機の比較」
2020/05/24 大石芳裕「グローバリゼーション」
2020/06/19 大石芳裕「テレワーク」
2020/07/15 中島徳至( GMS 社長)との対談
2020/07/27 青木優( MATCHA 社長)との対談
2020/08/26 松尾崇( Airbnb Japan, Communications Lead )との対談
2020/10/12 繁田奈歩( infoBRIDGE 代表・デリー)
141「コロナによるインドの市場変化と新たなる可能性」
2020/12/17 小城真志保( パイロットコーポレーション ,海外第二営業部部長)
142「創業以来の開拓精神と海外進出の軌跡」