8月例会報告

8月例会は,8/17(火),野口恭平氏による日産自動車のグローバル・ブランド戦略,グローバル・コミュニケーション戦略の事例報告でした。標準化と適合化の中間にある適切な着地点を求め,継続性のあるKPIを探索する苦労を生々しくお話しいただきました。約100名の参加者も共感するところ大だったのではないでしょうか。最後のトヨタ自動車・小林浩氏とのやりとりも興味深いものでした。恒例の懇親会も30名近い人が参加し,大いに盛り上がりましたね。野口さん及び参加者の皆さまに感謝(^0^)! by 大石芳裕(明治大学)

野口恭平『もう一つのプレゼン 選ぶ側の論理』インプレスジャパン,2010/3。

昨日,8月例会報告者の野口氏の新著を読んだ。氏が指摘するように,確かにプレゼンは提案者側の視点で語られることが多い。どのようにうまくプレゼンするか,そして提案を通すか,という視点である。本書はそれに惑わされず,選ぶ側の権利と責任においてプレゼンに対峙することを求めている。広告プレゼンだけにとどまらない一般性を持つと思われる。

グローバル・マーケティング研究会 2010年9月例会のご案内

【第34回グローバル・マーケティング研究会の案内】
日時:9/30(木) 18:30~20:30
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー16階→14階,1163教室→1143教室
(2010年7月30日訂正)

報告者:繁田奈歩氏(インフォブリッジ 代表取締役社長)
タイトル:「インド消費者TOPからBOTTOMまで計11階層(都市部7階層、農村部4階層)を分析し,インド消費市場の未来を展望する」

野口恭平氏の本

野口恭平氏(日産自動車)が本年3月,下記の本を出版されております。ご参考まで。
『もう一つのプレゼン~選ぶ側の論理~』インプレスジャパン,定価1680円。

写真

そうそう。皆さんに一言。上の写真は2010年4月,フランスのツール(自転車レース,ツール・ドゥ・フランスで有名)の近くのガソリン・スタンドで休憩していた時に撮影したもの。本当は上部の雲の形が綺麗なのだが,この枠でしか掲載できないのが残念(≧_≦)。大石。

社長 島耕作

九州の友人が,弘兼憲史の『社長 島耕作』を次々に送ってくれるので,もらったら風呂の中で読むことにしている。弘兼氏自身が松下電器産業(現パナソニック)に勤務した経験があることから,島社長のもともとの会社「初芝」がパナソニックをモデルにしていることは間違いないが,よくできている。グローバル・マーケティングの入門書としても役立つものと思われる。

8月例会

【第33回グローバル・マーケティング研究会の案内】
日時:8/17(火) 18:30~20:30
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー12階,1123教室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
報告者:野口恭平氏(日産自動車 コミュニケーション・プロフェッショナル開発部部長)
‥‥‥‥‥タイトル:「グローバルブランドコミュニケーション:日産自動車の事例」
懇親会:終了後,いつもの「ナポリの下町食堂」で開催。